琴「それはただ単に、そっちを向いたら菊哉と目があっただけ。」 葉「ふーん…。」 絶対、違う!! 琴「何、その目は。」 葉「別に。」 琴「そう。」 琴羽はスマホに目を移した。 つまんないの。 認めればいいのに。 葉「琴羽。例えばさ…私と菊哉が話してたらどう思う?」 琴羽はスマホから目を離した。 琴「一樹が可哀想って思う。」 そ、そっちがあったか…。 葉「ごめん。私の例えが悪かった。 同学年で琴羽が知らない女の子が菊哉と歩いてたらどう?」 琴羽は首を傾げて言った。 琴「それはヤダな…。」