あの人たちも忙しいときがあるのね。

涼「なぁ…琴羽って…白龍のネックレス、つけっぱなしだろ。」

涼は私の首を指差しながら言った。

琴「そうだった。返しに行かないと。」

パチン

涼「じゃあ…今日いこうぜ。」

涼も行くの…?

涼「俺は近くまで行くだけだよ。」

それなら。

琴「じゃあ行こう…夜中に。」

涼が停止した。

涼「夜中…。」

何を言ってるんだコイツは。

琴「当たり前でしょ。」

涼「…だ…だよな…。」

それまで何しようかな。

涼はまだ止まってるし。

自分で言い出したくせに。

涼「じゃ、じゃあ…それまでうちに来ねぇか?」

どうせ…。

琴「寝たいだけでしょ。」

涼「うっ…。」