「あ!鈴香おはよう!」

私は下駄箱にいる鈴香に挨拶をした。

鈴香とはよく下駄箱で会う。




「彼氏様が待ってますよ〜」

鈴香がニヤニヤしながら私に言ってくる。

私はあたりを見渡した。


するとそこには、既に靴をしまった彼が待っていた。



「夏海おはよう。」

彼が私の彼氏。
田中司(たなかつかさ)


サッカー部の副キャプテンで、特にもの凄くモテているわけではないけど、彼を好きな人はクラスに3人くらいいるということを聞いたことがある。


たまたま席が近くなり仲良くなった。


告白したのは司からだった。