なんか、
そう言って少し間を開けた明野さんはもう一度口を開いた。
「美歌ちゃんって冷たくしているようで本当は全部認めてくれそうだよね。」
彼女は畳み掛けるように続けて言う。
「だって普通出逢って数時間の人を家に招き入れたりしないよ。
偽善の塊ならともかく、そんな感じしないし。」
「………。」
「……あのね、あたしね、病気持ってるの。
それも結構重い病気。
…いつ治るか、わからない病気。」
「最近ね、家にいると腫れ物扱いされるの。
すっごく嫌で、今日も家、出てきちゃった」
そう言って笑う明野さんは複雑な顔をしていた。
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