―ガチャ

あれから3分程すると重々しいドアが開いた。

「おー
来た来た。
2人とも、あれが担任の「佐々木 直哉だ。」」


理事長室に入って来たのはしっかりセットされた黒髪の20代後半位の男の人だった。

「初めまして。
高橋 美歌です。
これからよろしくお願いします。」

「瑠衣です。
よろしくお願いします。」


「おー
よろしく!
それじゃ光一さん、もう行っていいっすか?」

「いいよ
美歌ちゃん、瑠衣くん、悩みがあったらいつでもおいで
まあ、静也がいるから私は用無しだろうけどね」

「…お気遣いありがとうございます。」


「それじゃ高橋、

…2人共高橋だと言いにくいな…。

悪いが美歌と瑠衣で良いか?」

「ん。」
「はい。」


「よし、美歌、瑠衣、行くぞ。」

「はい。
失礼しました。」

「失礼しましたー。」


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