「あの男の子は喧嘩できるの?」
隣にいた明野さんは思いついたように瑠衣を見ながらわたしに聞いた。
「名前は瑠衣よ。
喧嘩…そうね、ある程度はできると思うわ。」
そうわたしが答えると「そっかぁ…あ、名前、教えてくれてありがとう。」と言ってから明野さんは瑠衣達のいる方向を見た。
「瑠衣ーどれが好きー?
このトマト味とかすっごい美味しいから食べてみてよ」
笠原 玲が菓子の入ったビニール袋を持って瑠衣に話しかけていた。
「…いらない。」
「あ、トマト好きじゃない?
じゃ、これとかは?
納豆味でちょっと変わってるけど美味しいんだよ!」
「…いらない。」
「大和ー、瑠衣が冷たいぃぃぃぃぃぃ」
「玲がうるさいからだろ」

