―パンッ 独特な匂いと共に放たれた色とりどりの紙達。 「僕らの溜まり場へようこそ!」 わたし達が音楽室に入った瞬間、笠原 玲と松下 大和によって飛び出したクラッカーはわたしと瑠衣に思い切り命中した。 「…どうも。」 瑠衣は髪に絡まった紙をひとつひとつ丁寧に取りながら面倒臭そうに言った。