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｢初めまして。

今日から此処でお世話になる美歌と言います。｣

｢瑠衣です。｣








此処は光青高校理事長室。

６月という珍しい時期に転入を受け入れてくれる学校はなかった為、静也さんの知り合いの学校であるこの高校にわたし達は転入することになったのだ。


｢おお。君たちが静也の知り合いか。
ようこそ。光青高校へ。
私は此処の理事長の須藤 光一と言う。
ちょっと待っててね。
今担任を呼ぶから。｣

理事長はそう言って奥の部屋へ行ってしまった。

それにしても綺麗な部屋だ。

否、学校もそれなりに綺麗だ。
不良校というと、学校の窓ガラスが割れていたり、
壁にスプレーで落書きされているものだと思っていた。


｢今担任を呼んでおいたから少ししたら来ると思うよ。
君たちのクラスは1-Bだからね。｣


奥の部屋から戻ってきた理事長がそう仰ったので、わたしは返事をした。


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