そう言った途端、ふわっと彼女の周りに花が咲いた。 「美歌ちゃん…よろしくね」 「…よろしく、明野さん。」 明野 沙菜、改め明野さんとそう話していると、中山 景が明野さんに言葉を投げかけた。 「沙菜ー行くぞー」 「あっはーい! 行こ、美歌ちゃん」 そう言った明野さんに返事をし、「瑠衣、」と声をかけると瑠衣は目を合わせて頷いた。