「私は見てしまったのよ。彼の家に強盗が入って彼を切り殺すところを…」 「そんな…」 涙が流れてくる… 「彼はとても真面目で優しくて、どうして彼は死ななければならなかったのか、死んでもいいクズな人間なんてそこらへんにいっぱい転がってるのに…なぜ、なぜ?、そんなことばかり考えてたわ。今考えると、あの頃の私は天使失格だったわ。私は禁忌を犯してしまった。」 「禁忌って?」