真side

さとしがあさみちゃんとデートを重ねてる。2つあさみちゃんはさとしの事好きなんだろうか…
電話してみるか。
「…」
「はい、白石です」
「あっ、真です。今、仕事中」
「今日は休みです」
ラッキー
「じゃあ、俺と遊びに行かない」
「私なんかでいいんですか」
「あさみちゃんがいいの」
「そうですか…じゃあ」
待ち合わせ場所を聞かれたので、マンションまで迎えにいくと言い電話を切る。

早速マンションに向かう。
ピンポ〜ン
「は〜い」
ドアが開くと、ピンクのニットにカーキのスカート、ベージュのジャケット姿で現れた。
可愛い
「わざわざ、ごめんなさい」
「こんなこと朝飯前だよ」
さとしが夢中になるのも解る。
「じゃあ、行こうか」
「はい」
が走り出す。
「あさみちゃん、昼何食べたい」
「マックが食べたいかな」
しばらく走りドライブスルーでを買う。
「景色の良いところで食べようか」
「いいですね」
山道を走り、見晴らし台に出た。
の中から眺めながらランチタイム。
「あさみちゃん、好きなの食べて」
「じゃあ、これ」
2人でハンバーガーをかぶりつきながら、仕事の話しになった。
「俺、マネージャーはあさみちゃんが良かった」
「何でですか」
「いつも一緒にいれるから」
あさみの手が止まる。
「さとしが羨ましいよ。仕事もプライベートも一緒で」
「いつもそんなんじゃないですよ」
「でも、デートはしてるんでしょ」
「うん…」
ちょっと俯く。
「さとしの事好きなの」
「…好きよ」
「俺は…俺じゃダメかな」
真剣にあさみを見る。
「真くん…ダメって訳じゃないけど…さとしがいるから」
「そっか…でも俺諦めないから」
あさみを抱きしめる。
「真くん」
「好きなんだ…」
「…」
あさみは黙ってしまった。
腕をはなし、あさみを見る。
「ごめん、困らして」
「ううん」
「どこか行こうか」
気を取り直し、車のエンジンをかける。
「どこ行きたい」
「ショッピングしたいけど、バレたら大変だし…」
「バレてもいいよ。渋谷に行こうか」
車を走らせ、渋谷に向かう。
パーキングに入れ、店内へ。
平日とあって、人は少ない方だ。
「今日は俺に服選ばせて」
「はい」
笑顔がキュートだ。
俺のハートが溶けそうだ。
「こんな服はどうかな」
ブルーのニットに黒ヒョー柄のパンツ。
「いいですね」
「これもいいと思うんだけど…」
グレーのミニスカートにジーンズのジャケット。
「スカート短くないですか」
「あさみちゃんは足が長いから、出した方が可愛いよ」
「そうですかじゃあ買ってきます」
「いいよ、俺が出すよ」
俺は会計を済ませ肩から袋を下げる。
「何か悪いわ…家でコーヒーでもご馳走します」
「やったじゃあ行こうか」