休み2日目
今日はあさみと約束してある。
朝8時
あさみは起きているかな
「もしもし」
「さとしさん」
とても眠そうな声だ。
「昨日遅かった」
「うん、会社出たのてっぺん越えてたから、もう少し寝かせて」
「何時ならいい」
「11時頃なら起きてると思う」
大きなあくびが聞こえる。それすら可愛く思える。
「わかった、またかけ直すよ」
携帯を切り、支度をする。

11時になり俺は電話をかける。
「もしもし」
今度はしっかりとした声だ。
「おはよう。今日と明日で温泉行かない」
少し沈黙。
「うん…いいよ」
OKが出て俺は舞い上がった。
「じゃあ、今から迎えに行くよ」
「うん」
荷物を持ち黒のコートを羽織る。
車に乗り込みあさみの部屋までgo
マンションに着き部屋のチャイムを鳴らす。
「はい」
ドアが開きあさみが顔を出す。
「まだ準備出来てないから、上がって待ってて」
中に入るといい香りがする。香水かな
あさみは奥の部屋で準備をしている。
今日はブルーのニットワンピースだ。
「お待たせ、行こうか」
白いコートを着ながら出てきた。
「荷物持つよ」
「ありがと」
マンションを出て車を発進。
あっとあさみが声を上げた。
「どうした」
「デパート寄ってくれる」
「いいよ」
近くのデパートに入り車を止める。
「すぐ済むから待ってて」
「わかった」
30分ほどしてあさみは帰って来た。
「何買ってきたの」
「秘密」
それから高速に乗りバーキングで軽食をとる。
「あともう少しかな」
「こんな山奥にあるの」
「うん…そうみたい」
を登って行くと道が開けて、【柊荘】と言う看板が立っていた。
「着いたよ」
荷物を持って中に入る。
「いらっしゃいませ」
「予約した井上ですけど…」
「はい、お待ちしておりました。こちらに記入をお願いします」
書類にサインをする。
部屋に通され、外を見ると景色が素晴らしい
「お茶が入りました」
座椅子に座り、お茶を一口。
「夕食と朝食は何時頃が宜しいでしょうか」
「夕食は7時で朝食は8時でお願いします」
「はい、かしこまりました」
仲居さんは出ていった。
俺たちは温泉に入る事にした。
「私、長風呂だから、さとしが鍵持ってて」
「わかったよ」
暖簾をくぐる。

早々と上がり部屋に戻る。浴衣姿のあさみはどんな感じだろう
その時、ドアが開く音がした。
あさみは頬が赤らんでいる。
「待った」
「いや、さっき戻った所」
何かドギマギする。いつも以上に色っぽい。