「夏実、明るくなったね!」

「え、そうかな?」

「だって、入学式のときなんかずっと俯いてて、誰とも話したくない雰囲気だしちゃってさ!」

「もっとこう、言葉をオブラートに包んでいってよ…」

夏実は人見知りは治り、すっかりと明るくなった。

すべて、あかりのおかげである。

夏実はあかりにこれまでにないほどに感謝をした。

ありがとうー………







そんな、あかりが死んだ。

しかも、突然に……

数日前は笑顔だった。

なのに、どうして…