好きな人はモテます

「淳志!そろそろやめとけ」


「あ、いや…はい」

斗真先輩に一喝されて、縮こまってる淳志の襟首を捕まえて練習に戻って行った。


「全く、純粋な美紗になんて言うことするのかしらあの馬鹿」



「純粋…って」

私って、どういうイメージなんですか…



(確かに未経験だけども)



「全く、淳志も好きなら好きってはっきりすれば良いのに…」


「えぇ…絶対あり得ないですよ」


(淳志があたしを好きなんて…)



「美紗にだけじゃない。
そんなことするの」



「いや、絶対後輩の女の子にしてますよ」

あたしじゃなくても良いんです。


「だって、あたしらだったら抱きつきに来ないから」


「そりゃ、斗真先輩いますもん
報復怖そうですよ」



「まぁ、斗真ならするかもね」
なんて、笑う先輩に頷きながら練習を見た。