好きな人はモテます

「あぁもう!毎日、毎日淳志のせいで後輩に睨まれるー」



「そりゃ、敵視されるでしょ」



「笑い事じゃ無いよ。楓」

同じサッカー部のマネの野山楓(のやまかえで)が笑いながら返して来る。



「確かにさぁ、後輩ちゃんらは敵だよ」
淳志の事好きだし?



「楓ー、たまには変わってー」




「えー、無理無理!
あれは、美紗にしか出来ないから!」



「何でよ。
殴ってでもとりあえず連れて来たらいいんだよ?」

とりあえず、連れてくればキャプテンも文句ないだろうし…


「美紗、最近俺に対しての態度酷くね?」



「淳志!!聞いてたの?」

突然現れた淳志に驚きながら…

「たまたまな、俺の悪口聞こえたから」



「地獄耳……」

ボソッと言ってみれば言い返された。

「は?うっせーよ」



「ほら、そうじゃん!
もうそろそろ、いい加減にしないとレギュラーから外す!」



「外せるもんなら外してみろ」



「いいよ?
そんなに、やる気が無くて女の子に行くんなら。
他にレギュラーになりたいやつなんていっぱいいるし」



「好きにすれば」


って、去ってしまった。



「いいの?あんなこと言って?」

心配そうに声をかけてくるけど…


「だって、最近の淳志いい気になってるから…」