彼方side




おれの隣には、いつも彼女がいる。





『かなちゃん!』




いつも笑顔で、いつも優しくて、いつも皆に慕われて…





そんな彼女のことを、俺はいつも尊敬して見ていた。




毎日隣で。




毎日彼女の一番近くで…





でも、その感情がいつからか俺のなかで黒くて、汚いモノに変わっていった。