私の優しくない幼なじみ





「奈央おはよーっ!」




朝からハイテンションなこの子は、相川七恵(アイカワナナエ)。


高校の私の親友である。


そして、私の好きな相手を知っていてよく相談にのってもらっている。




「おはよう、七恵ちゃん。」



「どうだった?誕生日、誘えた?」



私が眉を下げると、七恵ちゃんは頭を撫でてくれた。




「そっか、そっか。また、次の手を考えよっ!」




七恵ちゃんの言葉に、涙が出そうになった。




私のことを一番理解してくれる七恵ちゃんが、大好きだ。