わたし、あなたのこと諦めます。



「新しいところなのにあんまり人がいないね。」



「あーそれはたぶん、ここが朝はカップルしか通さないからだよ。」


「カップル?」


「うん………あ、俺らカップルじゃないな。」



笑いながらそんなことを言う藤田くん。


いや、ちょっと傷ついたんですけど。


「でも、朝からくるカップルなんて多いんじゃない?」


「んー俺もそう思ったけど。なんか少ないな。」


人気ないのかな?


なんて失礼なことを思ってしまった。