わたし、あなたのこと諦めます。




パンッ


え?


「え……瀬奈ちゃん?」


わたしがびっくりしたのは


瀬奈がわたしの目の前で手を合わせて


謝っているような、そんなポーズをとったから


「あの……ごめんなさい!!」


「瀬奈ちゃん!」


「あんな、酷いことして……後から聞いたの。あたしのせいで紗耶ちゃん、雨の中倒れたんでしょ!?」



あ、それって


「ま、まぁ………でも平気!それより瀬奈ちゃんも大丈夫?」



「あたしみたいな奴のことなんか心配しなくていいんだよ!本当にごめんなさい!!

謝っただけじゃ許してもらえない?じゃあ……」


いきなり車道に飛び出そうとする


「うわぁ!許すよ!?許す!だからやめて!」


「本当?ごめんなさい!もう二人の邪魔はしない。……実はあたしも彼氏できたし。歩夢のときよりもっと好きな人!」



そうなんだ……



「これからは……本当に友達として一緒にいさせて?」



そんなの


「もちろん!!!」



「やったーー!あ、じゃあね!



お幸せに♡♡」



そう言うなり、走り去って行ってしまった