「いねぇーなー。瑚晴、見覚えのある顔はない?」



「んー。いな…………ん?」


「どうした!?」



「いや、あそこの椅子に座ってる3人……うん。間違いない。あたしを追いかけてきた奴ら」



あれが……


ドクン


緊張する


「マジか………じゃああいつらに聞けば、瑚晴の元彼の居場所がわかるってか?」


「たぶん……」


「俺行ってくる。お前ら3人はそこにいて」


「で、でも……!」


「いいから。大丈夫」


「………うん。気をつけてよ?」


「おう!」


志摩くん……勇敢だ。


かっこいいよ志摩くん!


瑚晴のために……ありがとう