「瑚晴!あれからどうなった!?」


「紗耶。うん、平気だったよ~」


よかった


今日は瑚晴があれから何も言ってこないので心配になっておでかけすることになった。


何が起こるかわかんないから、すっごく心配


キョロキョロ


「な、なにしてんの?」


「瑚晴が誰にも狙われないようにしてるの!」


「あっはは!そこまで心配しなくても大丈夫だって」


「わかんないじゃん!何か起こるかもしれないし……」


「心配症だねぇ」


「そういう問題じゃないの!親友の危機に、誰が安心でいられるかっての!」



瑚晴はわたしが守るんだ!


「大丈夫だよ。朝陽だって来るんだし」


「あ……そうだ。まだ来てないの?」


「うん。寝坊してちょっと遅れるって」


寝坊って……のんきなもんだ!


まったく


「わりー!遅れたっ……!」



ぬぁ!?

「ちょちょちょ、なんで藤田くんまでいるわけ?」


「だって、あたし達だけじゃあ人数余っちゃうでしょ?」


あー、デジャヴか?


どっかで見たような……


たくっ、これじゃあプールの時と同じだ!


わたしは!最初瑚晴と二人で遊ぶつもりだったのに!


でも、志摩くんがいると安心だって言うから……!


………はぁ、まぁいいや