「あのさぁ、なんであんな思い切ったこと言ったの？」
「だって、なんでもするって言われたときに、
付き合うって文字が頭に浮かんできて、気づいたら言っちゃってた。
そしたらわかったって……キャー！」
「………ばかじゃないの？」
ひどっ
「あんなおおやけであんたにぶつかって、階段から落として、自分からなんでもするって言っておきながら付き合ってって言われて無理なんて言えないでしょ？」
「わかってるよ！
罪滅ぼしって事ぐらい……
だって藤田くん、わたしがちょっと喜んでるの見るだけで困った顔するんだもん」
「………」
あれ？
「なんかごめん。」
え！？
「あ、いや！そう言う事言ってほしくて言ったわけじゃないからね！」
「あ、うんわかってる。
でも、辛いんだなって思ったから、言い過ぎたなぁって」
ふふっ
こういう一面もあるから
「瑚晴大好きっ」
「うわっ、キモッ」
「あははっ、キモッてひどくない？
でも許すー！」
瑚晴は嫌いになれない
嫌いになりたくないけどね！
