わたし、あなたのこと諦めます。




「ただいまぁ……」


ダダダダダダダダ!


な、なに?


「ねぇちゃん!」


「紗耶!」


「ねぇちゃん!」



出てきたのは順番に


一馬

お母さん

拓馬


「なに……?」


「「「どうだった!?」」」


「はぁ?」


みんなして声を揃えてどうしたの?


「だから!直輝とあの後なにかあったかって!」



なにかぁ!?


「な……なんもないし!」


「ふふっ、明らかに動揺してるわねぇ?」


ギクッ


「いや、だからなにもないって」


冷静に冷静に


「なーんだ、つまんねぇの」


「悪かったねー」


「ほら、ご飯食べよ?」


「「「はーい」」」



「あとからお話聞かせてね?」


その後、お母さんにコソっとこう言われたのは、言うまでもない