わたし、あなたのこと諦めます。




「お待たせしました、イチゴパフェです」


うわー


ここのいちご大きい!


パクッ


「なにこれ……おいしい!
今まで食べた中でも一番美味しい」



「ははっ、如月さん食レポとかむいてるんじゃない?」


「へっ?」


「いや、すっごい美味しそうに食べるからさ?こんなに美味しそうに食べてくれたら作った人も作りがいあったって思うんじゃない?」



なんか……照れる


「……でも、こう見えてわたし、小さい頃は甘い物ダメだったんだよね」


「え?」


「幼稚園年長ぐらいかな?好きな男の子ができたの。
でも、本気で好きだったのか今ではよくわかんないんだけど」


「へぇ、それで?」


「それで、その男の子がね?『やっぱり女の子は甘い物好きな子が女の子!って感じがするよね。僕はそういう子の方が好き!』って言ってて、苦手だった甘い物を好きになろうって一生懸命食べたんだよね」



「うん」


まぁ、今思えばバカだと思うけど


そうしたくもなるよね?


「そしたら、本当に甘い物が好きになってて!でもね、その男の子とは小学校違ったしその幼稚園卒園してからもう会ってないの。
だけど、感謝してるの。わたしに甘い物を食べる機会を与えてくれて。
ふふっ、おかげで今は甘い物が大好物になっちゃったけど」



「そうだったんだね」



「まぁ、苦手って言うか……甘い物を食べたことがなかっただけなのかも。この甘い物好きは母親似だと思うし……あ、長々と話しちゃってごめんなさい!」



「いいや、貴重な話が聞けたよ?
さ、食べなよ。アイス溶けちゃうよ?」


あ、本当だ


食べよっと!