わたし、あなたのこと諦めます。




近くのベンチまで運んでもらった


それまでが恥ずかしいのなんのって


周りのみんなに見られて、ずっと目を閉じてたよ


それから、沈黙……


その沈黙を破ったのは藤田くんだった


「なぁ、大丈夫か?」


「うん、藤田くんのおかげでなんともないよ」


「ごめんな。もっと早く見つけてれば怖い思いさせなくてすんだのに」


「え?何言ってるの?確かに怖かったけど、藤田くんが来てくれたおかげで助かったんだから、感謝しまくってるよ!」


「ごめん……」


「あはっ、謝らないで。藤田くんは優しいもんね。
あの時も……わたしが階段から落ちたの、藤田くんのせいじゃないのに……」


ハッ


ヤバっ


わ、話題変えなきゃ!