わたし、あなたのこと諦めます。




俺はできる限りバレずにこっそりと、あいつを睨んだ


こいつには絶対負けたくねぇ


まぁ、如月に酷いことしてたのは俺なんだけど……


後悔してる。


もっと早く気づいていたら、あいつを失わなくてすんだのにって


だから!


このプールっていういい機会で、名誉挽回だ


告白するのはいつになるかわかんねぇけど、あいつが誰にも奪われないうちに早く………


そうだ、夏祭りにでも誘ってみるか


うわー、今から緊張する


「何考えてんだよ?トリップしてるぞ?」


朝陽に話しかけられた


「いや、ちょっと。如月を夏祭りにでも誘ってみるかって思ってたんだよ」


なるべく小さめな声で話した


「…………おう!頑張れよ!」


「テメッ!声がでけーつうの!」


俺が小声で話した意味がなくなるだろ?


「なんのこと?」


ほら、安藤も篠原も変な顔してるじゃねぇかよ


「なんでもねぇよ」


「ふーん」