わたし、あなたのこと諦めます。




「よっ!」


いや志摩くん……よっ!じゃなくて……


「あのー、ちょっと待ってて!瑚晴!来て!」


瑚晴の腕を引っ張った


「なによー」


「なんであの三人がいるの!?」


「えー?あたし達二人でさみしいじゃん。最初、朝陽と藤田誘おうと思ってたけど、篠原ともなんか約束してたしちょうどいいかなって。それに紗耶も言ってたじゃん。彼と一緒に来なくてよかったの?みたいなこと」


確かに言ったけど……


「なんで藤田くんまでいるの!?私達が気まずいの知ってるでしょ!?もっと他の人とか……」


「知ってるけど。だってさ、ほら、朝陽って言ったら藤田じゃん?あの二人、親友なんだし」


「そうだけど!………これ、瀬奈ちゃん知ったら怒るでしょ」



「は?なんのこと?」


「え?あ、いやいや……なんでもないけど」


「それにさ、あんたはこのままでいいの?
藤田とずっと気まずいままで」


「それは嫌だけど、どうする事もできないじゃん!」


「だから、今日この計画たてたんじゃん。
言ったでしょ?
当日、何があっても怒んないでね?って!」


あ………確かに


「いや、普通怒るでしょ!?」


「はぁ………本当はね、あたしも藤田とあんたの仲取り持つつもりはなかったんだけど、紗耶、すっごい落ち込んでるし、朝陽からもあの話を聞いたから……仕方ないの」


「あの話?なにそれ」


「あ!いや、なんでもない……
人数五人で微妙だけど、いいじゃん!」


「なにそれっ!」


「みんなごめん!ちょっと紗耶が混乱してたみたいなのー!」


「まぁ、するよな。いきなり俺らいるんだもん」


ごもっとも


びっくりした


はぁ………今日は、もう逃げられないみたいです