わたし、あなたのこと諦めます。




「瑚晴!お待たせ」


「よしっ!行こー!」


「うん!お母さん?早くしてよ」


「あ、ごめん!ちょっと待ってね」


近所だけど、歩きだったら遠いから、お母さんに車で連れて行ってもらうことになってる


「はい、準備できた。」


「ねぇ………なんでお母さんまで準備して、そこの3人ついてきてるの?」


「………え?この子達もプール連れて行ってあげようって思って」


「はぁ………まぁいいけど、わたし達の邪魔はしないでね」


「やーだね」


一馬がニヤニヤしながら言ってきた


「はぁ!?絶対近寄らないで!」


「べー」


ムカッ


「早く行こ!」


はぁ………


「瑚晴じゃん!」


「一馬!やっほ」


「瑚晴!一番後ろで一緒に座ろーぜ」


うちの車は七人乗りのやつで、一馬は瑚晴に恋している


小学生のくせに生意気な!


でも残念でしたー


瑚晴、志摩くんと付き合ってるもんね!


「あ、瑚晴さぁ、志摩くんと来なくてよかったの?」


「え!?いやー、それは心配しなくて大丈夫。」


そっか……


「志摩って誰?」


一馬がムスッとした顔で聞いてきた


これは………からかいがいがあるな


「誰だと思う?」


「………わかんねぇ」


「ふふっ、瑚晴の彼氏だよー!」


「はぁ!?瑚晴、彼氏いんの?」


「ん?んーまぁ………」


「まじかよ………」


あらら、これは予想以上にがっくりしちゃった。


「………もういい……拓馬、一緒に後ろ乗ろ……」


「う………うん」


どんまい一馬。


まだ小さいんだ、いい恋できるよ!


「なるべく同い年にしなね」


「は?」


わけわかんないって顔してる