わたし、あなたのこと諦めます。




視点がずれてた……


まんまと瑚晴のペースに……


ここから引き返す事は出来ないから、行くしかないんだけど


やっぱ行きづらい!


深呼吸して………行くぞ!


ガラ……


スタスタ


ストン。


よっし!


藤田くん、居たか居なかったかなんてわからない


そして無事、椅子に座ることができた!


「おはよう」


「うわっ!」


藤田くん!?って思ったら、篠原くんだった。


「うわってひどいな………誰だと思った?」


「いや………ごめん。誰とかー、そんなんじゃなくて………考え事してたから。」



嘘です。


藤田くんだと思いました。


すみません……


「そっか………


ねぇ。」


「ん?」



「んーと………」


なに?


言いづらそうな顔して………なんか重い話!?


え!?


実は…………昨日親に、捨てられたんだとか!?


「藤田と別れたんだろ?」


「……………え?」


「あーごめん。やっぱり言わなかったほうがよかった!?」


そりゃ、言いづらいだろうなぁ………


「ううん。別にいいんだよ?
てかさ、わたしが宣言した時いたよね?」



「あ…………そうだった。ははっ、忘れてた」


「変なこと考えちゃったよ~」


「ん?変なこと?」


「いやぁ………。篠原くんが親に捨てられちゃったとか………?」



「ぶっ、あははっ。そんなわけないし……くくっ」


「そんなに笑わなくてもいいじゃん!
本気で心配したんだからぁー!」


「ごめん………くくっ、やっぱ面白いわ!」



「もう……!」


篠原くんとこうして話せてるってことは


大丈夫だよね……?


いや、藤田くんと篠原くんは違うか……


でも、篠原くんと話してると


藤田くんのこと忘れられるからいいや!