わたし、あなたのこと諦めます。





連れというのはきっと、藤田の事だ……


藤田がいるであろう場所に行くと


藤田が下を向き、祈るように手を組んで座っていた。


「おい歩夢!何やってんだよ!」


すると、藤田はあたし達を見て、驚いていた


「なんでいるんだよ」


「たまたま見かけて………じゃなくて!
デートはどうした!?」


「デートどころじゃねぇだろ!
瀬奈が……瀬奈が倒れたんだ。俺に、今日は行かないでくれって言って………」



多分、ショックからくる貧血の気絶であろう


「さいってい!今、何時だと思ってんの!?」


もう今は、午後3時過ぎだよ!


「如月も、とっくに帰ってんだろ……」


そうかもしれないけど!


「連絡はしたの!?」


「する時間なんかなかったんだよ!」


「じゃあ、紗耶は………」


なにも知らないってこと?