わたし達の部屋は、先生が大きい部屋をとっちゃったから


すっごくのんびりできて


ほかの部屋見たら、案外狭かったし


なんか、極楽………ふふふ


「じゃあ、そろそろ寝よっかー」


瑚晴が言った。


「そうだねー。寝よ寝よ!」


「あ!待って。わたし、ジュース買いに行く!
ねぇ紗耶ちゃん、ついてきて?」


「わ、わたし!?」

「そう………だめ?」


そんな上目遣いで言わないでー


「ダメなんかじゃないよ!行こうっ!」


「やった!」


さぁ、ちょっと上着着なきゃね。


寒そう………


すると……


「紗耶、気をつけなよ。あっちは何考えてるからわかんないから」


「?…………うん」


なんのこと?


わたしは、瑚晴の言葉が理解できず


そのまま部屋をあとにした………