わたし、あなたのこと諦めます。



イルカショーをするところに来た。


「うぇ………人、多くね?」


藤田くんが嫌そうな顔をして言った


「まぁ当たり前だろ。………それにしても、座る場所ねぇな」


「あ!あっちとこっちがあいてるよ?
あ……でも、あっちの方は2人ぐらいしか座れない」


「じゃあさ!あたしと歩夢があっちに座るよ!
ねっ?歩夢!」


「ん?あー、おう………」


ズキッ


嫌だ………


すると、瑚晴が


「あー!でもこっちも座る場所小さい……
だから、小さい子が居た方がいいね!
うーん……あ、じゃあさ、藤田と紗耶があっち座りな!」


「え?なに言って……」


い・い・の……?


瑚晴が口ぱくでそう言った………


あっ!もしかして


気をきかせてくれたってこと?


「まぁ、俺はそれでも構わねぇよ?」

「歩夢っ!」

「ん?なに?」

「あたしと……「ほーら!座れなくなるよ?早く行こ!」


瀬奈ちゃんの言葉を、瑚晴が遮った……