わたし、あなたのこと諦めます。



「ここに座ってて。苺歌連れてくるから。」


「わかった。」


「なぁ!名前なんていうの?」


「えー?篠原直輝だよ。」


ふふっ


一馬興味津々だな……

苺歌!

「拓馬ぁ?苺歌は?」

「あ、おねぇちゃんおかえり。苺歌さっきまで寝てたんだけど、起きちゃった!」


「あー、いいよ。よいしょっと……下、行こっか」


「うん!今日、ご飯何?」


「カレーだよ?」


「甘口?」


「そうだよー」


「やった!うわー!」


うわーって……ふふっ


って……そこ階段!


「危ないから走らないで」


すると、


ズルッ


うわー!

「あぶない……」

「ごめん……」


ぐっ……


そんなウルウルした目でこっちを見るなぁ!


「いいけど、これからは気をつけなよ?」

「………うん!」


可愛い!

「……ふぇ……う、う、うわぁ──ん!」


ゲッ


苺歌が泣き出した……

よしよし

「ふ……ふっ……ふぇ…」

よし……泣きやんだ

はぁ、この家族疲れるわぁ

お母さんよくやるねぇ。

感心感心。