ぱっと顔を上げると、至近距離でヒロさんの顔。
「あっ、あの・・・」
黙ったまま私の顔を見ている。
「・・・・・・ヒロさん?」
「ひな、かわいーね。優やめて俺にしない?」
え・・・・・・・?
「あっ、あの・・・」
タジタジしながら言葉を探す。
クスっとヒロさんは笑って。
「冗談。」
また私の頭をなでる。
「ひなかわいーからイジメたくなった。」
「ひどいっ」
真っ赤な顔でヒロさんを睨む。
ヒロさんは優しく笑って
「優、マジでいいヤツだからさ、よろしくな。」
「・・・・・・・・はい。」
わかってる。
無口でも、優しくて。
ホントはすごく周りを見てて。
優君のいいところ、いっぱい知ってる。
だから会いたいんだよ。
会いたい。
優君は今、何してるの?
ジュースを飲んで、卓弥さんやヒロさんとしゃべっていると、ドアが開いた。
そこには息を切らした・・・

