その日は携帯を手放せなかった。
お風呂に入る時も、すぐ電話に出れるように。
夜もずっと携帯とにらめっこ。
でも、変化はなくて。
ずっと返信がなかった。
それから3日。
会えないって言われてから1週間。
不安は最高潮だった。
優君のこと考えると悪い方にばかりいく。
もう、私のことなんて忘れちゃった?
ずっとノリ君も予備校には来なくて。
一人ぼっちの毎日が続いてた。
その日、私は予備校の教室を途中で抜け出した。
階段を下りながら考える。
仁君は?
仁君なら何か知ってるかもしれない。
でも、なんて電話する?
「ひさしぶり」って・・・・・
「元気にしてた?」って・・・・
電話してもいいかな。
階段に座り込み、また、携帯とにらめっこ。
よし、かけてみよう!
思い切って仁君の名前をメモリから探して、ボタンを押す。
流れる呼び出し音。
長く続いた。
小さくため息をついて、携帯を切る。
どうしたらいいの?
涙が出てくる。
みんな、私のこと避けてる・・・・?
私、なんか悪い事した・・・・?
もう、あの仲間には入れないの・・・?

