ひなが見てる、そう思うだけで張り切る俺。
だせぇ・・・・
最近運動不足で、思うように体が動かねぇ・・・
試合後そんな事考えながらシャワールームに入る。
出てくると・・・
「オッケー、じゃ、ひなちゃんの門限までね。」
ってカズトがひなとしゃべってる。
・・・・・・なに言ってんの・・・?
「あ!優!メシ行こうぜ!ハラ減った~~」
みんなが出口へ向かって歩く。
「・・・・・?」
俺がマユをしかめていると、
「優君。カズト君がいつも行ってる店連れてってくれるって・・・」
俺のそばに寄り、ひなが言う。
「・・・・・店って?」
低い声で言う。
「いつもバスケした後、行ってる店があるってカズト君が・・・」
確かに、いつもこの後は行く場所が決まってる。
ダーツバー。
いつも行くのは夕方だから、酒飲むって言うかメシ食いに行くんだけど・・・
ひなには似合わない場所。
タバコ臭いし、薄暗いし、柄悪いやつばっかだし・・・・
んなとこ連れて行きたくない。
なのにひなは嬉しそう。
「帰らねぇ?」
俺が言うと・・・
「え・・・・・?」
「俺、帰りたいんだけど・・・」
そこに通りかかった仁が
「あれ?優帰んの?」
「・・・・・・・・・」
無言を肯定と解釈した仁がひなを見て
「ひなっ、行こ、帰りは俺が送ってくから」
そう言ってひなの背中を押す。
なんだよ・・・・

