優がバッシュに履き替えてコートに入る。
「優の彼女、ひなちゃんってマジ?」
北校のマサが俺に聞いてくる。
「なんだよそれ、狙ってたのに~」
同じ北校のカズトも寄ってくる。
すると、花火には来てなかったサトルが
「え?ひなちゃんって誰?どの子?」
まわりをキョロキョロする。
俺がひなを見ながら
「あの水色の子。」
というと
「おぉ!清純派!かわいーじゃん!」
サトルがひなを見て言う。
ひなは凛と楽しそうにしゃべってる。
「でも、ひなちゃんって清楚だよな~!あそこまで清楚だと手ぇだしずらいかも・・・」
カズトが言うと。
「大丈夫、お前なんて相手にされないから。」
余裕の笑み?って感じで優が言う。
「うるせーっ」
そういいながらカズトは優の首を後ろから絞める。
「おわっ!カズ!やめろって!」
「お前らうるさい!ほらっ、時間もったいないじゃん!はじめよーぜ!」
じゃれだしたカズトと優にタカが言い、試合を始めた。
試合は俺らの勝ち。
やっぱ、優とバスケすると面白い。
「お疲れー!」
笑顔で俺と優にタオルを投げるひな。
「わっ」
いきなりタオルが投げられて視界が暗くなる。
それを見てくすくす笑うひな。
その笑顔。
俺が見たかった笑顔。
その笑顔は優がいるからだよな?
もう一回好きって言ったらまたひなは泣くだろ?
だからもう言わない。
でも、忘れられるわけないから。
まだ諦めたくないから。
ひなに負けないぐらい好きになれる子が見つかるまで
ひなの事好きでいさせて?

