「優の彼女とか聞いたことないんだけど・・・・」
マユをしかめてるノリ君。
「ほんとに彼女?」
「うん・・・ハッキリ言ったよ?」
「つか優って彼女とか俺らに話すことないしな・・・でも、なんかの間違いじゃね?」
「え・・・」
ノリ君はコーヒーカップに手をつけて
「だって、優って・・・」
そう言った後、言葉をつまらせた。
「いや、うん。間違いだって。」
何かに納得したように私に言うノリ君。
「とにかく、優に彼女が居るとか無いし。これは俺が保障する。だから、優の気持ち、確かめてみたら?」
「え・・・?」
「あいつ、喧嘩とか自分から仕掛けることないんだ。なのにこの前、自分から喧嘩売っててさ、正直あんな優見んの初めてだったし。
あいつさ、喧嘩超強いの。小さい頃からボクシングとかやっててさ。でも、強いから他のヤツらからよく喧嘩売られるんだ、ほっときゃいいのに負けず嫌いだからさ、今までしょっちゅう喧嘩してたんだけど、3年入ってからそういう事が起こりそうな場所避けてたのに・・・・」
「とにかく!優が喧嘩しなくなったのも、また喧嘩しちゃったのも・・・・ひなちゃんが原因って事じゃない?
そんだけ優の中でひなちゃんって特別なんだと思うよ?」
ノリ君はイロイロ言った後。
「ダメだ、俺しゃべりすぎた・・・」
って小さな声で言った。
私が特別な存在・・・・?
そうだったらどんなにいいか・・
でも本人の口がハッキリ言ったんだ。
あの女の人の彼氏だって。
頭はどんどん混乱する。

