受験生って事で、春休みボケもある中、始業式の次の日から普通に授業開始・・



「はぁぁ・・」


教室に着き、席に座って大きくあくび。


「あ・・・」


大きく口を開けてると優君が居た。


わ!優くんだ・・見られちゃった・・・


「でかい口。」

クスクス笑う優君。



「おはょ・・・」


恥ずかし・・・・


赤くなって下を向く。


「はよ。」


優君は席に座って、まだ笑ってる。


そんなに笑わなくたっていいじゃん・・・・





ダメだ・・・・ドキドキする。


何しゃべっていいかわかんないし・・・


優くんも無口っぽい。


私だって自分から声かけるほうじゃないし・・・







その時


「ぐっもーにーーん♪ひな♪」


ハイテンションな声がする。


仁君だ。


朝から元気だなぁ。。


「おはよ。」


いつもニコニコの仁君を見て私も笑顔になる。


「あー優だ、めっずらしー!早いねぇ。そういえば昨日も遅刻しなかったし、どうしたの?」


「うっさい、3年なって真面目になったの!」


「なんで?」


「お前朝からウザい」


「ひでーっ!傷ついた・・・」


しゅんと下を向いて泣きまねする仁君。



おもしろい二人。