「わっ、優が女の子泣かしてる!!」

優君の肩を組んで髪の長い男の子が大きな声で言う。

「こら、龍樹・・・別に泣かしてねーし・・」

困ったように頭をポリポリかきながら優君が言う。

「うそっ、ホントだっ、いじめんなよっ」

もう一人別の短髪にピアスの男の子がやってくる。

「あー!!もうお前らうるせー!」

不機嫌になった優君が私の手を引っ張ってその場を離れる。



別に泣いてなんかないけど・・・

腕を引っ張られて、歩く。


「・・・・・」


前を歩いている優君を見上げる。

髪がさらさらなびいて綺麗・・





どこまでいくんだろ・・・

結構歩いたけど・・




「あ、あの・・・」

後ろから声をかける。

「あぁ、、ごめん。」

そう言って腕を放された。



連れてこられたのは教室。

運動場や体育館が騒がしくて、教室には誰も居ない。


「・・・・」

「ごめんな、あいつらうるさくて。」

首の後ろを触りながら優君が言う。

私は首を横に振る。

そっと優君を見上げると・・

「ずっと考えてたんだ。」

優君はしゃべりだした。

黙って優君を見る。

「一緒に居ていいのかなって・・・・・」

「え?・・・・・」

優君は近くの地面を見ながら

「迷惑じゃない?俺ら見た目あんなやつらばっかだし・・・今までの友達と全然系統違うっしょ?」




「だっ大丈夫だよ?みんなやさしいし・・・・」

優君と目が合う。

「一緒にいて楽しいよ?・・・・一緒に居たい・・・」




なんか告白してるみたいじゃない?

恥ずかしくなってくる。今絶対顔赤いよね・・・

でも、ちゃんと伝わってほしくて、顔は下げない。


無表情のまま私を見る優君。

沈黙が続く。