5人で体育館に向かう。

午前中は予選。

午後から決勝。


待っている間、体育館の横で5人でしゃべっていた。

金に茶色に黒の頭の3人。

3人揃って背も高いし。

目立たない方がおかしい。



みんなの視線をチラチラ感じながらしゃべってると・・・


「ひな?!」

大きな声がして振り返ると・・

「あ、今日子だ。」


「ちょっと来て!」


今日子が走ってきて私の腕をつかんで走り出す。

「わ!ちょっと今日子?!」






体育館からちょっと離れたところで・・


「ひな?どういうこと?」


真剣な顔で今日子が言う。


「どういうことって・・・」



今日子の言いたいことがなんとなくわかる。


だって、見るからに不良集団だし・・



「クラスに友達出来たってあの子達の事?」


今日子にはちょっと前にメールしたんだ。


私が人見知りなのを知ってるから、心配してるかなって思って。



「そうだよ?」


「ひな!ダメだよ!受験だよ?あんなヤツらと遊んでる場合じゃないよ!」



今日子の言葉を聞いてちょっとムっとする。



「見た目で判断しちゃダメだよ!みんないい子だよ?受験勉強だってちゃんとしてるし!友達だってすごく大事にするもん!」


「でも!・・・・・」



今日子が言葉に詰まる。



沈黙が続いた。










「利用・・・・されてない?」


「え?」


「ひな頭いいから、受験勉強するのに利用されてない?」


「そんな事する子達じゃない!」



って即答してみたけど、不安になってきた・・・


まわりから見れば、そういう風に見られてるのかもしれない。


だって、あんな目立つ集団の中に私が居るのは不自然だよね・・?