「でも、今私は凛ちゃんの友達だよ・・・?」
下を向いた凛ちゃんの顔を覗き込むように言うと
「え?!ホントに?!」
ぱっと顔を上げてびっくりしたように言う。
「うん。友達。」
やさしく言うと、凛ちゃんは抱きついてきた。
「ホントに友達?ひなちゃん凛の友達?」
涙声で言う凛ちゃん。
凛ちゃんの頭をナデナデしながら
「うん。そうだよ。親友。」
「う~・・・嬉しぃ・・」
ぎゅーって抱きついてくる。
可愛いなぁ。
凛ちゃんと友達で居ると私も可愛くなれるかな・・・・
そんなことを思いながら頭をなでる。
「あ、ひなと凛がレズってる!」
わざとびっくりしたように抱き合ってる私たちを指差して仁君が教室に入ってきた。
後ろにはクスクス笑った優君とタカ君。
「うるさい!仁のばかぁ!」
私に抱きついたまま凛ちゃんは言う。
「私、凛ちゃんとなら良いよ。」
って笑いながら凛ちゃんを抱きしめ返すと・・
「え?!ダメ!!」
ってタカ君が焦って私と凛ちゃんをはなす。
「やだぁ!タカやだ!ひなちゃんがいぃ~」
と暴れる凛ちゃん。
仁君と優君はケラケラ笑ってる。
凛ちゃんを押さえつけるように抱きしめたタカ君が
「くそー、まさかひながライバルだったとは・・・」
ってつぶやいた。
「ははっ強敵だな、タカ」
ってタカ君の肩にポンと手を置く優君。
「ひな、まさかひなに彼氏がいない理由がそれだったとは・・・」
わざと驚いたように仁君が言う。
そしてみんなが笑った。
いいよね。
友達って多けりゃ良いってもんでもないし。
今の私にはこの5人で仲良く出来たら十分。

