ゆっくり開いたドアから仁君が入ってくる。
薄暗い部屋。
今、何時なのかもわからない。
「ひな?寝てるの?」
私の側に寄り、しゃがんで私の顔を覗き込む
「仁・・くん・・?」
優しく微笑んで
「ごめんな、いきなり来て」
優しく頭をなでてくれた
またあふれ出す涙
止まらない
「ひっ・・・ふぇ・・・」
「泣かないで、ひな・・・・」
「もっ・・・会ってくれないって・・・・」
「え?」
「仁君もっ、みんなっ、私のことっ・・避けてるって・・・」
「・・・・・・俺も・・?」
「だってっ・・・私だけっ・・・何にも知らなぃっ・・・」
仁君はびっくりした顔をして、
「・・・・・・・・・ごめん・・・」
「1人ぼっちだった・・・・・・・私だけっ・・・1人っ・・・」
泣き止み方がわからない
涙はいつまでも止まらなくて。
呼吸も出来なくて。

