登校中…。
ハルトが家から出て、少し歩くと。
「おーい!!ハルト!!」
「朝から元気だな、空」
ハルトの友達、坂本空がやってきた。
空は元気いっぱいなうえ、絶対一番になるとハルトに言い張っている小学校からの幼馴染だ。
「いつも冷たいなーハルトは!」
「お前が元気すぎるんだよ!」
ハルトは一見起こっているようにも見えるが、これはこれでかなり安心しているようだ。
空が元気がないときはハルトが一番に気づき、一緒に悩みを解決する。
だから空にはこのくらいの元気がないとこ、ハルトにとっては困るのだ。
そして、このようなくだらない会話なんていつもどうり。
ハルトは空の様子を見て改めて思う。
今日も一日頑張ろうと…。
