先輩が好きなの



そのとき

「あら、さすが私の妹~♪」

そういって後ろから現れたのは

「げっ!おねぇちゃん…!」

「げっ!とは、なによっー」

「なんでいるのよ!!?」

私のおねぇちゃんこと峰倉 愛芽(みねくら あやめ)だった

「いいじゃーん。減るもんじゃないんだし♪」


ほんっと。私のおねぇちゃんは気ままというか
馬鹿というか…

「馬鹿に言われたくないゎ!」

え、えすぱー!!?

「えすぱーなわけないでしょ!?」

い、以心伝心?!

「もーうるさい!」
「口からもれてるの!馬鹿でしょ!?」

そう言われながら。
口の中にパンを突っ込まれた

お、おぇっ…

「早く!今日は一緒にいくんでしょー」

おねぇちゃんはだるそうにしながら

私の手をつかんで家をあとにした



そっかぁ、おねぇちゃんも同じ高校だった…


先が重く見えるんですけど……