西村は私を仲間たちの方へ投げた。
「ちょっと!ここではやめてよ!」
「はぁ?……あぁ。誰か来たら困るもんなー。そんな、淫らな姿見られたら恥ずかしいもんな(笑)
いいじゃねーか。見せてやれよ。やれ。」
「ちょっと、ヤダっ!そういうことなの!?」
「当たり前だろ!女殴ったって楽しくねぇからな!」
「いやっ!やめっ!……んーっ!!」
口も手も足も抑えられて身動きが出来ない。
全然知らない男が制服のリボンをスルッと外し、ブラウスに手をかける。
それを西村はニヤニヤと見ている。
本当にあいつ、最低だ。
あぁ。もう、ダメだ……
お願い。来ないで。皆、来ないで。
このまま何も知られずにすべてが終わってしまえばいい。
そうすればまた、明日から普通に皆と過ごせる。