休み時間

とりあえず私は奴を早めに探すことから始めなきゃ。
って言っても、何組かもわかんないし!
そんなことを考えていると

「匠ー!飲み物買って♡」

ふと、そんな声が聞こえた。

……匠。


そして、飲み物をねだっているのは渚ちゃん。

まさか、あれ?
でも、匠なんて何人かいてもおかしくないか。

渚ちゃんはあの人の彼女なのかな?
ヤンチャそうではあるが、かっこいい。
お似合いだ。

「仕方ねぇな。」


匠らしき人は、渚ちゃんの頭を撫でながら優しく笑っている。


「お前らも行く?」

「行く行くー!」

仲間らしき人が返事をする。

すると、渚ちゃんがこっちへ走ってきた。


「ねぇねぇ!桜ちゃんも行こう!」

え。あそこに混ざるの!?
でも、確かめるにはそれがいいか。

「あ、うん!」
私は一緒に行くことにした、