次の日、僕は上の先生方にこっ酷く怒られた。上手くいったからよかったものの、せっかく丸く収めてたのにとか。
そんな……学校のためかもしれないけど、そのために生徒1人差し出してもいいなんて!!
僕は間違ったことはしてない!
「先生ー!おはよー!!」
「おはよう、桃原!大丈夫か?」
「全然大丈夫!ピンピンしてる♪」
よかった、よかった!
「……うっす。」
傷だらけの顔の真柴が、初めて挨拶をしてくれた。
「おはよう!真柴!」
嬉しいな〜!
「山中、おはよー!」
「おっす!」
「はよ。」
「奏ちゃん、おはー!」
他の4人も挨拶をしてくれる。
「おはよー!!……って、奏ちゃん!?」