「仕方ない、特別に教えてあげてよう。って、何が聞きたいの?」
「なんで桃原はほとんど学校に来てないんだ?」
「さぁー。それは俺らもわからない。」
「なんだよー。じゃあ、、、」
「俺らが知ってるのは、真柴とモモが1年の時は付き合ってたってことだけだ。」
「えぇ!そうなのか!?」
「入学当初、モモには他校に西村っていう彼氏がいたんだ。でも、横暴で傲慢な西村に嫌気がさしていたモモは別れたかったわけなんだけど、西村ってのはその当時はこの辺じゃ1番強いって言われてて、すぐ手が出るヤツだった。実際モモも喧嘩すると殴られたりしてたらしい。
案の定、別れ話を切り出したらブチ切れられて、ストーカーみたいになって西村から逃れることはできなかった。登下校はずっと待ち伏せされてたからな。」
「それで、真柴ってヤツが強いらしいって噂を聞きつけたモモは頼みにいった。
私の彼氏、やっつけてー!って。
その言葉通り、真柴は西村をボッコボコにした。この街で名を馳せていた西村は一気に笑い者になり、街を歩けなくなった。
その後モモが猛アタックして、2人は付き合い出すようになったんだよ。すげぇ仲のいいお似合いのカップルだったぜ。」
「ほぉ。そうだったんだ。じゃあなんで、別れたんだ?」
「それがさ、1年の3学期初めにモモが
〝ごめんね、あなたより強い人見つけちゃった〟っていきなり真柴を振ったんだよ。で、その後パタッと学校に来なくなり、真柴は荒れ出した。と、いうわけよ。」
「はぁ〜。それで、今日は桃原が来てたから余計に機嫌が悪かったのか。」
「そうそう。モモが来てるときはいつもあんな感じ。」

