幼い頃の自分は見えたが、相手が見えない。

そこで目覚めた。

目の前には大きな目をした5歳の男の子が私の身体の上に乗っかっている。

(夢か・・・)

「ちょっと海斗

もう起きるからどいてもらっていい?」

そう言うと海斗は、勢いよく私の身体から離れる。